赤ちゃんの眠りを理解しよう ほぼ1時間で浅い眠りと深い眠りのサイクルを繰り返す中で、目を覚ましそうになる時もあり、ちょっとの刺激で完全に起きてしまいやすいのです。

赤ちゃんの眠りを理解しよう

  1. author :Westin
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体内時間は24時間ではない

人に生まれつき備わっている生体リズムは、ほぼ25時間周期ですが、1日の周期(24時間)に合うように、外の明るさや生活習慣によって調整されています(概日リズムといいます)。赤ちゃんは生まれて数か月かけて、朝は明るく、夜は暗いという環境の中で、体のリズムを24時間に合わせていくのです。けれども不規則な生活をしていると、大人でも子供でも、概日リズムが狂ってしまいます。

睡眠には浅いものと深いものがある

人の一度の眠りには、大きく分けて浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)が交互にあることがわかっています。夢を見たり寝言を言ったりするのはレム睡眠の時。生後間もない赤ちゃんの場合、ほぼ45分~1時間のうちにこの2つを行き来して、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを繰り返します。赤ちゃんのうちは特に浅い眠りの割合が多いのです。

赤ちゃんは浅い眠りの間に目を覚ましやすい

深い眠りと浅い眠りのサイクルの間には、覚醒しやすい時、あるいは一時的に目が覚めてしまう時があります。そのタイミングで大きな音や刺激・不快などがあると、赤ちゃんは完全に起きてしまいがち。低月齢の時には「モロー反射」といって突然両手を上にあげる運動が見られますが、それがきっかけになることもあります。

寝ついてからしばらくの間も眠りが浅いので、赤ちゃんの移動やおむつ替えは20分くらい待って、熟睡を確認してからの方が確実でしょう。逆に、ノンレム睡眠の中で一番深い段階の眠りに入ってしまうと、動かしたり音を立てたりしたくらいではなかなか起きてくれません。

「朝まで眠る」の実際は…

「朝までグッスリ眠る」赤ちゃんでも、夜じゅう一度も目が覚めないわけではありません。上のような睡眠サイクルの間に、短時間目が覚めることはあるのです。そこから一人でまたねんねに戻れればいいけれど、眠りに戻るのが苦手な赤ちゃんだと、大人がもう一度寝かしつけをすることになってしまいます。夜泣きの多い子は、それを何度も繰り返すことに…!

…と、赤ちゃんって、こんなにも大人と違う眠り方をするんですね。その理由については、浅い眠り(レム睡眠)を多くとることが、赤ちゃんの脳の発達を促しているからではないか、と専門家は指摘しています。ねんねの間にちょくちょく目を覚ますのは、不快や危険に対処するためではないかとも考えられています。赤ちゃんも眠りながら頑張っているんですね。

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