赤ちゃんは安心して眠りたい!
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眠いはずなのに寝ないのには理由あり
ねんね環境を整えて、病気や不快もチェックし、1日のリズム作りにも取り組んでいるのに、もし赤ちゃんの寝かしつけが全然うまくいかなかったら悩んでしまいますね。
生まれてすぐはどの赤ちゃんも多少デリケートとはいえ、簡単な寝かしつけで寝ついてくれて、夜中に目覚めてもまたすぐに眠れる子は何割かいます。だけどそんな赤ちゃんでも、刺激的な体験をすると眠れないことがありますし、生まれつき感受性の強い赤ちゃんならもっと眠るのが苦手。では「どうして眠いはずなのに眠ろうとしないの?」という疑問について探ってみましょう。
ひとことで言うと、そのキーワードは「安心」です。下に理由とされる説をいくつか紹介します。
お腹の中に戻りたい赤ちゃん
月齢の低い赤ちゃんの多くは、ママのお腹の中と同じようにぴったり包まれて揺れる状態だと落ち着きますよね。一説には、人間の赤ちゃんは本来あと3ヶ月子宮の中にいたかったのが、9ヶ月の妊娠期間では足りずに早く生まれてきてしまうのだ、そして生まれた後の環境が子宮と違うから不安になるのだ、という考えがあります。
活発な赤ちゃんと慎重な赤ちゃん
活発で興奮しやすい赤ちゃんの場合、眠くなった兆しを大人が見落として寝られないと、神経が疲れきってよけい眠れなくなると言われます。また、大泣きした後に自力できげんをしずめることができなくて、目がさえることもあるようです。
一方、慎重で警戒心の強い赤ちゃんは、ちょっとした変化に敏感でなかなか安心できません。例えばママの抱っこで眠った後、途中で目覚めた時に場所が違ったことで混乱したり、いつもと違う寝かしつけ方を受け入れられなかったりします。
寝かしつけ方にこだわる赤ちゃん
この数年で主流になってきた考えは、「赤ちゃんが決まった手段で寝るように条件づけられてしまったのだ」ということです。今までママ・パパが寝かしつけや夜泣き対策のために取っていた、抱き方・授乳・道具など、それなしでは眠れなくなっている状態です。言い換えれば、赤ちゃん自身が手助けなしでも安心して眠れるということを知らないか、忘れていると考えられます。寝かせる手段が気軽にできるものならまだいいのですが、毎回抱っこで歩き回らないといけないようでは、こちらが疲れてしまいますよね。
次からはいよいよ、赤ちゃんがより安心して眠れて、なおかつママ・パパの負担がより少なくなるような、寝かしつけの実践に入りましょう。