ゆらゆら抱っこはだめなの?
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日常の抱っこ、スキンシップの抱っこ
寝かしつけの書籍では「抱っこやゆらゆらで寝かせない方がいい」という記述を多く見かけます。ところが実際は、抱っこにおんぶ、ゆらゆら、移動の揺れなど、どれも赤ちゃんに寝てもらうための強い味方ばかり。果たしてこれらはNGな方法なのでしょうか?
抱っこ・ゆらゆら自体は赤ちゃんが生まれる前からの自然な習慣で、心地よさと安心感を誘うものですから、少しも悪いことではありません。ひところ言われた「抱き癖」も、日常の抱っこなら気にしなくていいとされますし、もちろんスキンシップとしての抱っこは大いに必要です。
抱っこにも性格が出る?
ところが専門家の中では、「泣く+抱っこ=ねんね」という関連づけが長い間繰り返されることで、本来なら赤ちゃんがもう自力で眠れる時期になっても、それなしでは眠りに入れず、夜中も抱っこを求め続ける可能性が指摘されているのです。しかも赤ちゃんがこの寝かしつけしか受けつけない場合、何か月も続けるのは大人の体力的・心理的負担がとても大きいですよね。疲れ果てるママ達も大勢いるため、抱っこやゆらゆらに頼らないで寝かしつける方法が色々と提案されてきました。
抱っこなどで眠る癖を防ぐ、あるいはこの癖を卒業するためには、寝かしつけの時に抱っこ自体をしないことがベストです。けれどそれが難しい時は、抱っこ・ゆらゆらをして赤ちゃんが眠りこむ前、ぼんやりしているうちに布団に降ろし、他の寝かしつけに切り替えるのも効果的です。とはいえ熟睡するまで布団に降ろしたくないのが親の心情ですね。ママやパパが「抱っこは苦にならない」「泣かせるくらいなら抱っこしたい」というのであれば、ねんねの度に行うのも支障はないでしょう。
抱っこ以外で寝れるのも成長
また、月齢が高い子で抱っこ・おんぶなどの寝かしつけがやめられない場合、それらをねだられてからママ・パパが対応するまでの時間を少しだけ伸ばしてみましょう。例えば初めての赤ちゃんなら、何かあればすぐ駆け寄って抱き上げられても、2人目以降の家庭や保育の場ではそうはいかない時がありますよね。そんな環境の中で、自然に自力でねんねできる赤ちゃんも少なくないのです。
抱っこ・ゆらゆらを他の寝かしつけ手段と置き換えることは不可能ではありません。「うちの子は抱っこじゃないと眠れないんだ」という先入観を一度わきに置いて、小さい赤ちゃんならおくるみや音の効果、大きい子ならぬいぐるみやお話といったように、別のアプローチを徐々に取り入れてみませんか。