おくるみでママのお腹の中を再現
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赤ちゃんを優しくくるむと安心する不思議
生まれて3ヶ月くらいの間、赤ちゃんの興奮をしずめ、泣きやませるのに大きな効果があるのがおくるみ(アフガン・スワドル)です。その理由は、おくるみでくるまれると、ママのお腹の中にいた時の、狭くて温かくピッタリした感覚に近くなるから。さらに、赤ちゃんの手足のばたつき・びくつきで眠りが妨げられることを防ぐこともできます。日本の従来のおくるみとは少し違いますが、アメリカなどでもスワドリングの手法がよく使われています。
おくるみは、80~90cmくらいの布やバスタオルでもOKです。伸びが良くて肌に優しい素材を選びましょう。最近は、あらかじめ形作られたおくるみも増えています。ポケットに両足を入れた後、腕をくるむように面ファスナーなどで留めるだけで、はだけにくいおくるみができます。
正方形のおくるみ、くるみ方
くるみ方は人によって違いますが、正方形の場合の一例を挙げます。
- おくるみをひし形に見えるように敷く。
- 上の角を布の中心に向かって折る。
- 赤ちゃんの首が折り目の上にくるように置く。
- 右腕側の角を、左のわきの下に向かって巻くように折る。
- 下の角を、赤ちゃんの右側を巻くように上に向かって折る。
- 残りを赤ちゃんの体に巻きつけ、長さによって折り込む
おくるみも赤ちゃんによって、まずはお試しから
こつは赤ちゃんの腕をまっすぐに伸ばして、おくるみを引っ張りながら巻くこと。大人から見ると、「身動きできなくて赤ちゃんが窮屈では?」「成長の妨げになるのでは?」と感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとってはこの方が生まれる前の子宮の中の姿勢に近いですし、股関節とひざを動かせる状態でくるめば、股関節脱臼などの心配はないとされています。より自然な姿勢に近いものとしては、難易度が高めですが、あらかじめあぐらをかいた状態で丸くくるむ「おひなまき」の方法もあります。
最初の3ヶ月ほどは、お昼寝の時、夜の寝かしつけの時、ぐずった時におくるみを使って効果を見てみましょう。赤ちゃんが成長するにつれておくるみを嫌がれば必要なくなりますが、月齢の高い赤ちゃんでも夜泣きなどでぐずっている時にくるむときげんが直りやすいようです。
くるんだらいつもより注意して
安全のためには、おくるみをして寝かせる時に決してうつぶせにしないでください。おくるみをしていた方がうつぶせになりにくいという説もあります。また、はだけた時は危なくないよう注意してください。そして、気温が高い時はくるまれることで体温が上がりすぎるのを避けましょう。